ビジネス・資格の覚え書き > ビジネス・起業 > フランチャイズビジネス

フランチャイズビジネスル

フランチャイズビジネスとは何か、
代表的なフランチャイズチェーン、
フランチャイズの利点・欠点など。


フランチャイズとは?

フランチャイズ (franchise) とは、事業形態(ビジネスモデル)・事業契約の一種で、法的には中小小売商業振興法などで規制されています。

フランチャイズでは、フランチャイザー(本部)が下記のような権利やノウハウ、また商標など(「フランチャイズパッケージ」と総称される)をフランチャイジー(加盟者・加盟店)に提供し、フランチャイザー(本部)と同一のイメージ(ブランド)で営業を行わせます。

フランチャイズパッケージ:

  • フランチャイザー(本部)の商号・商標などの使用権
  • フランチャイザー(本部)の開発した商品(サービスを含む)を提供する権利
  • 営業上のノウハウ等

一方のフランチャイジー(加盟者・加盟店)側は、フランチャイズパッケージの提供に対して対価(ロイヤルティー)を支払う契約を結びます。

この事業形態は、外部資本を利用して短期間に多くのチェーンストア店舗を展開する目的で行われます。
そして、この事業形態で展開するチェーン店は、一般的にフランチャイズチェーン (Franchise Chain、FC) と呼ばれます。
小売業(コンビニエンスストアなど)、外食産業(ラーメンやファストフードなど)、サービス業(不動産販売、自動車の整備など)、数多くの業種で、このフランチャイズが適用されています。

ちなみにプロ野球のフランチャイズは、各球団が都道府県単位の保護地域を持って、自球団の保護地域内で、公式戦ホームゲームの半数以上を専用球場(本拠地球場)で優先的に主催する権利と義務を負い、また自球団で主催する野球イベントを排他的に行うことができ、利益を得られるというもので、一般的なビジネスモデルとしてのフランチャイズとは異なっています。

参考:
フランチャイズ - Wikipedia
プロ野球地域保護権 - Wikipedia


代表的なフランチャイズ

日本のフランチャイズでは、例えば下記のようなチェーンが代表的であると思われます。
(代表的といっても、あくまで、当サイト管理人が独断で選んだフランチャイズチェーンなので、ご了承ください。)
コンビニエンスストア
セブンイレブン、サンクス、セイコーマート、ファミリーマート、ミニストップ、ローソン
ファストフード
モスバーガー、ロッテリア、ドトールコーヒー、マクドナルド
食品
不二家(レストラン、洋菓子販売)、カレーハウスCoCo壱番屋、小僧寿し、ほっかほっか亭、吉野家
居酒屋
つぼ八、養老乃瀧
自動車用品
オートバックス
運送業
赤帽
レンタル
ダスキン(清掃用具レンタル、「ミスタードーナツ」も手がける)
学習塾
明光義塾
リサイクルショップ
ブックオフ

ちなみに世界初のフランチャイズは、アメリカのケンタッキーフライドチキンとされているそうです。

参考:
フランチャイズ - Wikipedia
フランチャイズ用語集 『成長業種』 とは - フランチャイズ ウェブ リポート
 http://fc.dai.co.jp/glossary.php?g=44
正会員一覧/社団法人日本フランチャイズチェーン協会
 http://jfa.jfa-fc.or.jp/mem_list.html


フランチャイズ提供側にとっての利点・欠点

フランチャイズを提供する側(フランチャイザー)には、下記のような利点があるとのことです。
  • 低いコストでの事業拡大が可能であり、新事業を急速に拡大してブランドを確立することが可能。
  • リスクが少なく、フランチャイズパッケージの適用に対する対価(royalty、ロイヤリティーまたはロイヤルティー)収入が安定して見込める。

一方、欠点については、下記のような事柄があります。

  • フランチャイズサービスを受ける側(フランチャイジー)は個々の経営者により経営されるため、チェーン店によってサービス内容などの質にどうしてもばらつきが生じる。
    そのため、本部(フランチャイザー)側で意図している商品・サービスの提供がされない場合、フランチャイザーのブランドイメージが損なわれる可能性がある。
  • フランチャイジーは、経営資金の全てを個人で負担している事業者なので、仮にその経営に問題がある場合でも、本部(フランチャイザー)による経営者の交代や、強力な改善などを行うことができない。

参考:
フランチャイズ - Wikipedia
ロイヤルティー - Wikipedia
ロイヤリティ(royalty)とは - はてなダイアリー
ロイヤルティ(loyalty)とは - はてなダイアリー


フランチャイズに加盟する側の利点・欠点

フランチャイズに加盟する側(フランチャイジー)にとっての利点は、例えば下記のような点があります。
  • フランチャイズ本部の指導・サポートを受けることで、ビジネスに必要なノウハウ(開業から実務まで)を比較的短期間で、また比較的容易に習得できる。
  • フランチャイズを提供する側(フランチャイザー)が持っているブランド力、マーケティング力を利用し、経営の初期段階から、安定した経営を行えることが期待される。

その一方で、下記のような欠点もあります。

  • 本部(フランチャイザー)側のマーケティングや立地条件、経営に問題があった場合でも、実際の経営リスクは、全てフランチャイジー側が負うことになる。 例えば原則として、経営が赤字状態でも、フランチャイズ加盟に対する対価(ロイヤリティー)は払い続ける義務がある。 (ただし、契約内容により異なる場合がある。)
  • 店鋪開業に必要な資金は、フランチャイズ加盟料などを考慮すると、ほとんどの場合、独自に起業するよりも多い資金が必要となる。
    (本部指定のパンフレットなど、消耗品にマージンが多くかけられているケースもあるそうです。)
  • フランチャイズという事業形態上、店鋪オーナーが流通や事業展開でオリジナリティを発揮したい場合に、少なからず制約がある。
    (「絶対に独自のことはできないようになっている」という方もいます。[1])

参考:
フランチャイズ - Wikipedia
[1]フランチャイズってやめたほうがいいんでしょうか? - 教えて!goo
フランチャイズの飲食店の体験談〜フランチャイズSearch〜
(「フランチャイズチェーンの募集・独立・開業情報をご紹介〜フランチャイズSearch〜」(http://www.fc-entre.com/)内)
 http://www.fc-entre.com/fc/experience01.html


フランチャイズビジネスは儲かるのか

フランチャイズ提供側(フランチャイジー)が持っている商品・サービス、ブランド力や知名度、経営ノウハウなどを生かしての経営ができるフランチャイズビジネスですが、儲かるのかどうかまでは保証されてはいないようです。

多くのフランチャイザーが、「経営の安定性」や「高収入」といった利点を前面に出して、フランチャイズ加盟の勧誘を行っているそうですが、あくまで資金を負担し、経営を行うのは加盟した本人であり、そのため経営上のリスクも多く存在します。

フランチャイズは多くの場合、あくまでもフランチャイズ提供側(フランチャイザー)の看板を貸した個人経営であり、フランチャイザーの資金面のリスクは少ないため、加盟店鋪によって商品・サービス提供にバラつきが生じる可能性を承知の上で、フランチャイザーは事業拡大を行っているそうです。

そのためフランチャイズ本部は、十分な市場調査や、フランチャイズ加盟希望者に対するリスク説明をせず、安易に個人を勧誘する側面もあるとのこと。
そして、業界の専門知識や経験のない個人が、開業や事業経営でのリスクを十分に理解しないまま、「確実に利益が出る」と誤解して、フランチャイズ契約してしまうケースもあるそうです。 その結果として、実際の経営はうまくいかずに大きな負債を抱えてしまい、廃業する場合も少なくないとのことです。
(加盟料が安くても、パンフレットや封筒など、フランチャイザーによる消耗品のマージンが高いケースもあるそうです。
また、ある大手フランチャイズチェーンでも、本部は黒字でも、実はほとんどの店が赤字、という話もあります。[1])

また一部には、店舗経営やフランチャイズ展開に関するノウハウを十分に持たないのに、加盟店(フランチャイジー)を募集して、加盟金を支払わせるフランチャイザーもいて、ひどい場合は、事業成功の見込みがほとんどないことを認識しつつフランチャイジーを募集するという、詐欺紛いのフランチャイザーもあり、裁判などで問題になっているとのこと。

フランチャイズ加盟を考える場合は、経営リスクはあくまで自身にあることを認識し、また情報を十分に集め(そのフランチャイズで既に出店している店鋪の調査など)、信用できるフランチャイズを選ぶことが必須であると考えられます。

参考:
フランチャイズ - Wikipedia
[1]フランチャイズってやめたほうがいいんでしょうか? - 教えて!goo
独立 脱サラ フランチャイズビジネス - 教えて!goo